【元テレビディレクターが語る】世間をザワつかせるKMCの強みとは?
目次
KMCgroupの主軸となる事業が、PR戦略コンサルティング事業です。PR会社は世の中に数多くある分、KMCが何に強いのか気になる方も多いのではないでしょうか?そこでKMC最大の強みに迫るべく、かつてはテレビディレクター、現在はPRをフィールドに活躍するPR戦略局の佐藤映里にPRのこと、そしてKMCの強みについて語ってもらいました!
1.PR戦略コンサルティングって?
KMCでは戦略立案から実稼働に至るまで、時代の変化に対応した最先端の広報発信フローを提示し、お客様と併走しながら結果を出すPR戦略併走支援を行っています。
そもそもPRとは“Public Relations”の略で、企業や団体といった組織と、組織を取り巻く利害関係者(ステークホルダー)との良好な関係を構築および維持するための考え方や活動のこと。その活動を代行・サポートするのがPR会社です。
2.他のPR会社とはひと味違うKMCgroupの強みって?
全員メディア経験者、圧倒的な露出成果、豊富な対応サービスなどがありますが……
そのなかでも最大の強みである、【全員メディア経験者】という側面にフィーチャーして、KMCgroupのPR事業について深堀りしていきます!
ということで、前職はテレビ番組のディレクターとして数々の情報番組を手がけたPR戦略局 局長代理佐藤映里 に話を聞いていきます。
3.PR戦略局 佐藤さんは元テレビディレクター
-早速ですが、佐藤さんは、どんな番組を担当していたんですか?
佐藤:ADとディレクターを併せて約7年勤めていましたが、1番長く携わったのはTBSで放送されていた「はなまるマーケット」ですね。他にも関わった番組はいくつかありますが、ほとんどが情報番組です。
-「はなまるマーケット」のディレクター時代はどんなことをしていたんですか?
佐藤:ネタ出し・構成案・台本・ロケ先選定・取材・撮影・編集と幅広く担当しました!「はなまるマーケット」は主婦向けなので料理や節約など生活に関わるネタから、医療ネタ、観光・旅行ネタなど、様々なお役立ち情報やトレンド情報を扱っていました。テレビ業界では分業することも多いので、ここまで幅広く手掛けることができたのは、今思えばありがたい環境でしたね……。
その時々に巷で流行っているグルメやイベントを2~3分でサクッと紹介するコーナーもあれば、例えばざっくり「掃除」や「夏のカレー」など、大きなテーマを与えられて、約20分のVTR構成を提案しなければならないコーナーもあったりと、本当にいろいろな経験をさせてもらいました。「掃除」といっても床掃除もあれば、エアコンの掃除もあるし、掃除の達人も何人もいるので、構成の立て方、発信の仕方は無限大です。一つの大きな「テーマ」の中で、どんな切り口で構成を立て、どこを際立たせるかという制作過程は、リリース作成やPR文脈の形成など現在行っているあらゆるPR業務のベースになっていると感じます。
-テレビ業界からPR業界に転職したきっかけを聞かせてください。
佐藤:「はなまるマーケット」が終了するタイミングでKMCのメンバーにお誘いをいただいたんですよね。テレビ業界で何年も飲まず食わずで(笑)、番組制作に携わって来たので、番組が終了すると聞いた時は異なる業界にチャレンジをしてみたいと感じていました。とはいえ、今の経験を活かそうとするとどうしても似た業界になってしまうのが悩みどころで…。結局は、フリーでディレクターをやっていた時期もあったのですが、誘ってくれたKMCメンバーの話を聞いてみると、どうやらPRは今まで何年もかけて培った力や経験が活かされる仕事らしい…ということが分かり、ジョインすることにしました。正直、はじめのきっかけに大きなドラマはなかったです!(笑)
4.メディア目線が日々の業務に……
-PR業務の中で「メディア目線が活きている!」と感じることはありますか?
佐藤:メディア目線が活きている…という意味からはズレますが、PRパーソンとして、テレビをはじめとするメディアの「中の人」の気持ちや思考が理解できるところは、とても大きなアドバンテージだと感じます。お客様の要望や発信したい情報をそのまま一方的にメディアに伝えても、一向に振り向いてくれない時が多々あります。それは情報量が多く伝え方が悪かったり、情報の価値を企業目線で発信してしまっているから。「中の人」を振り向かせるためには、徹底的な第三者目線が必要です。世の中、社会に対して、どんな価値がある商品・サービスなのか。お客様が発信したい情報を“編集”して、メディアに取り上げるべき情報だと気づいてもらえるよう、言い換えて提案する。そのままだと良さが伝わらない商品・サービスを価値あるものとして発信し“ニュース化”する。それがPRの仕事ですし、メディア経験が活きる領域だと感じています。
-メディア経験で培われた経験と知識によって、お客様もメディアも双方が納得する提案ができるんですね。その提案が世の中に出る番組や記事のきっかけになり、それが消費者へ伝わっていく……
佐藤:そうですね、それが一番難しく、そしてやりがいであり、PRの醍醐味だと思います。社員全員がメディア目線、第三者目線を持っていることは、KMCgroupの強みですね。
-KMCgroupは全員メディア経験者とのことですが、具体的にどんな方々がいるんですか?
佐藤:テレビ、雑誌、WEBメディアなど媒体に偏りなく様々なメディア出身者がいますので、例えば女性誌や美容系メディアのプロモートに強い人もいれば、テレビプロモートに強い人、グルメ系メディアに強い人など様々います。また、KMCにはメディアプロモートに特化したスペシャリストチーム、通称「SP」チームもあります。SPチームは、テレビ番組や五大紙、拡散力のあるWEBメディアなど国内で影響力の高い数多くのメディアとのコネクションを保有しているのですが、メディアへ提案・相談できる“生きた関係値”を構築できていることは、メディア出身者が多いKMCならではであり、KMCの財産だと思っています!
また、メディア経験だけでなく広告代理店経験や営業職経験、デザイン経験のある人もいて、SNSやプランニングが強い人、クリエイティブ提案が得意な人など、様々なバックグランドを持つ人材が集まっています。
-佐藤さんが考える、他のPR会社に負けないKMCgroupのポイントは何でしょうか?
佐藤:先ほど話した内容にも通じますが、KMCにはメディア経験をベースに様々なバックグラウンドを持つ人材が集まっているからこそ、お客様目線とメディア目線の両方の目を持つ、バランスの良いチーム編成が可能になっている、その点が大きなポイントではないでしょうか。徹底したお客様目線で課題感を理解し、顧客満足を高めること、そして企業の広報が事業成長のドライブとなるよう広報支援を行っていくこと。それと同時に、お客様の発信する情報、メッセージを、メディア目線をふまえながらより多くのメディア・消費者に届けられるよう企画・提案を行っていくこと。この両方のバランスが取れているのがKMCの特長だと考えています。
5.“テレビ”と“PR”って実はとても似ている!?
-最後に、佐藤さんから見たPRの面白さを教えてください!
佐藤:1つのもの(商品やサービスなど)から魅力を引き出し、それをどのような構成、ワーディング、メッセージや手法で外部に伝えるかを考えるという点では、テレビとPRの真髄は非常に似ていると感じています。ただ、テレビのゴールは極端に言うと視聴率です。視聴率が良ければ評価されるし、低ければ・・・(笑)。対してPRは、お客様がいて初めて成り立つ業界。お客様の課題解決につながること≒商品やサービス、そして企業や組織そのものがニュースを通じて世間から評価されること。その反応が数字ではなく、お客様からの評価やニュースを見た世間の反応といった形でダイレクトに受け取ることができるのは、テレビの制作をやっていた時代とは異なるやりがいと感じられます。
――――弱みを補い合うことよりも、強みを活かし合うというKMCgroupの社風を感じることのできるインタビューでした。広報戦略や業務について相談をしたい時、メディア出身者からの率直な意見を聞けるのは、広報にとって大きなメリットになりますね。
佐藤映里
早稲田大学政治経済学部卒業後、テレビ制作会社に勤務。TBS「はなまるマーケット」「いっぷく!」等、主婦向けの生活情報番組にディレクターとして7年間在籍し、ネタ出し・台本作り・編集と幅広く担当した。本番組の終了をきっかけにKMCgroupにジョイン。現在はPR戦略局局長代理として活躍する。