【プレス発表会の裏側 Vol.3】CM発表会編|発表会を成功に導くKMCの“現場力”に迫る
KMCgroupが広報PR活動の大きな山場として位置付けるのがプレス発表会。
ピアスタでは過去2回にわたり発表会の裏側に密着しましたが、今回はCM発表会編!
「プレス発表会の裏側」の過去記事はこちらから↓
『プレス発表会』ってどんなことしてるの?プレス発表会の裏側に密着!
【発表会の裏側 Vol.2】メディア向け試食会でメディアプロモーターに密着してみた
話題のタレントを起用した発表会では経済系や業界紙などのメディアのみならず、より多くのリーチ獲得に繋がる芸能メディアも多数参加するなど影響力が大きい分、発表会を円滑に進めるためPRチームの現場力が求められます。そこで今回、芸能イベントの経験豊富なPR戦略局・阿部に密着し、発表会の裏側に迫りました。
芸能人を起用したプレス発表会とは?通常のプレス発表会との違いは?
一般的に「プレス発表会」は新しく展開するサービスや商品、店舗のオープンなどに先駆け、関心のあるメディアを一同に集めてブランドコンセプトをお披露目する場です。イメージキャラクターやアンバサダーなどのタレントを起用した発表会は、多くの人へ向けて発信するという目的は同じですが、タレント自身が持つイメージや知名度など相乗効果によって、より多くのリーチを獲得する手法として一般的になっています。
芸能ニュースを扱うテレビをはじめ、多くのメディアが集まるためスムーズな進行が欠かせません。タレントをより良く映せる撮影位置の調整やフォトセッションの段取り、囲み取材に至るまでPRスタッフが気を配る場面はいくつもあります。
◎有名人を起用したプレス発表会のメリット
・商品をより広くPRできる
・有名人のイメージに比例した商品のイメージアップ
・エンタメ系を含めた幅広いメディアから関心を集めることができる
◎通常のプレス発表会との違いは?
・芸能メディアはとにかくタレントをキレイに撮りたい!照明や撮影位置が超重要
・商品だけでなくタレントのプライベートな質問にも触れたい・・・
・とにかく出席者が多い!現場での進行が命!
この日阿部さんが担当した新CM発表会は50人を超えるメディアが出席!果たしてうまく現場をまとめられるのでしょうか…?
出席メディアは50媒体超!成功の可否を分ける「仕切り力」
今回参加した50媒体以上のメディアのうち、約20社がテレビ局などのムービー撮影での取材。現場には記者だけでなくカメラクルーも来場します。まずは来場メディアが滞りなくキレイな画を撮影できるよう、撮影位置決めが欠かせません。
ムービーカメラの撮影位置は先着順・抽選順で決めています。阿部さんも誘導方法について入念に打ち合わせ。来場するメディアの数に合わせて撮影するためのムービー台の広さが適切か、場所によって撮影しづらい位置はないか、本編~フォトセッションの誘導がスムーズに行えるかなど細かな部分まで確認していきます。
限られた時間でベストな撮影をしてもらうために発表会の流れは重要。台本を見返し、最後のフォトセッションパートについて「この部分を先にした方が効率が良い」と後輩スタッフに指摘する阿部さん。長年のイベント経験を生かしたアドバイスが光ります!
メディア受付周りの準備を終え、今度はリハーサルに参加。タレントがどこから登壇・降壇(通称「出ハケ」)するか、タレントやMCの立ち位置がどこなのか、照明の角度や音響の入るタイミングやマイクの音なども重要なチェック項目です。
今回の発表会では商品に合わせたインテリアの世界観をステージ上に再現。実際にタレントがステージ上で試飲する場面もあり、台本と照らし合わせながらメディアと同じ目線で全体の段取りを確認していきます。
あとは来場メディアをスムーズにご案内するだけ・・・ですね!?
参加者が増えてアクシデント発生!?発表会の行方は…。
いよいよメディアの受付が開始!撮影場所を決めるため抽選をしたり、整理券を渡したりと順番にメディアを会場内へ案内します。
そのとき何かを察知した阿部さん!
嬉しいことにムービー撮影カメラが想定よりも多く出席することになり、撮影台のスペースに入りきらないと予測。メディアを会場内へ案内する直前に追加メディアの撮影スペースを確保することができ事なきを得ました。
本番ギリギリまで、気になった点を潰していく阿部さん。メディアの邪魔にならないよう腰をかがめて動き回りながら、会場のいたるところをチェックします。
メディアの方に発表会の進行内容やや撮影環境などを事前にインプットし、より撮影しやすいようにアナウンスをする「メディアブリーフィング」も終え、無事に本番スタート。本番中も目を配りながら進行を見守ります。
そして、CM発表会で重要な要素の一つでもあるフォトセッション!
絶好の撮影タイミングとあり、メディアの皆さんが特に神経を使う場面です。
阿部さんは全てのカメラに視線が向くよう、手を振って合図を送りながら右、左、センターと移動します。
バタバタの中、発表会は無事終了!少し緊張感を残したままメディアの皆さんをお見送りします。
―今回も無事にプレス発表会を終えた阿部さん。もう慣れっこでしょうか・・・?
「無事に終えられると毎回ホッとしますね。特に有名人を起用した発表会になると意識しなければならない点も多くあります。どんな形の発表会でも対応できるよう経験を積み重ねていきたいです」
KMCでは芸能イベントはもちろん、試食会や体験会、オンライン配信を組み合わせた発表会などプレス発表会を効果的に活用したPR活動をサポートしています。ピアスタでは、今後も発表会の裏側に迫り、PRパーソンの奮闘をお伝えします!
阿部祐也
大学卒業後、2020年よりKMCgroupにジョイン。
食品、旅行、自動車など幅広い案件に携わり、メディアアプローチやPR戦略提案を担当。大型スポーツイベントやCM発表会の運営経験も豊富で、SDGsメディアなどにも強いリレーションを持っている。