【PRカレンダー】2024年7月に抑えたいPRトピックス

最終更新日: 2024年06月27日(木) PRのヒント

季節の話題や、いま注目を集めているニュースのトピックスをまとめたKMCの「PRカレンダー」第5弾は7月編!

梅雨が明け、いよいよ夏本番。そんな7月は大きなトピックスが盛りだくさん。「熱中症」や「七夕」、「夏休み」など定番のものだけではなく、今年は「新紙幣発行」や「東京都知事選」、「パリオリンピック」など大きな話題となることが予想されるニュースが控えています。

今回は広報・PR担当者なら抑えておきたい7月のトピックスをまとめました。

いよいよ夏到来!季節性のある話題が増える7月の注目トピックス

梅雨が明け、一段と暑さが増す7月。海開き・山開きや、七夕、海の日など季節性のあるトピックスが話題になります。またフェスや夏祭り、花火大会など、メディアが注目するイベントが増える時期。そんな7月にメディアバリューがありそうなトピックスをピックアップしました。

【7月1日/海開き・山開き】

海開きや山開きが全国各地で行われる7月初旬。「〇〇開き」の言葉の始まりは、山開きだと言われています。「〇〇開き」といったフレーズで、自社の新しい商品やサービスを発信するのも効果的です。

〈事例〉

岡山県 ミラーボールアート「桃」開き開催

https://www.pref.okayama.jp/site/syashinkensei/565863.html

「海開き・山開きの日」に合わせ、観光キャンペーン「おかやま果物時間」にて、桃に見立てたミラーボールの「桃開き(鏡開き)」を実施。

【7月7日七夕】

1年に1度だけ織姫と彦星が会えるとされている「七夕」。ロマンチックムードに関連したグルメやイベントなど、汎用性の高い記念日の一つです。

【7月7日/クールアース・デー】

2008年に北海道洞爺湖(G8)サミットが7月7日の七夕の日に開催されたことに先立ち、日本の環境問題に対する取り組みをアピールしようと制定された「クールアースデー」。「七夕は夜空に輝く天の川を見ながら、家族や職場の人たちと地球のことについて考えてみよう」をコンセプトに、全国各地で様々な取り組みが行われています。

SDGsへの関心が高まる中、環境問題に対する自社の取り組みや成果を発信できるタイミングです。

〈事例〉

YOLU「キャンドルナイト」

https://yolu.jp/campaign/candlenight

毎年七夕の日に開催される「クールアース・デー」。YOLUは、「クールアース・デー」に、地球のことを考えながら、おうちの電気を消してストレッチや瞑想などを行う「キャンドルナイト」を提案。

【7月15日/海の日】

夏といえば「海」を思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか?海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」。そんな海の日は、「海」を切り口に商材を訴求するチャンス。また、7月唯一の祝日でもあり、全国各地で開催されるイベントのメディアバリューが高くなります。

〈事例〉ACTION!海の日!ブルーサンタ

https://umisakura.com/bluesanta/e2023

海の恩恵に感謝する「海の日」に、青いサンタクロースになってごみを拾う、日本財団とNPO法人 海さくらが主催したイベント。家族や友達同士など大勢の人が参加し話題に。

【7月上旬(東日本)/お中元】

お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈るものですが、最近では若年層による「お中元離れ」が深刻化しています。一方で、夏のボーナスが支給され、非日常の消費が高まるこの時期。

「堅苦しい」イメージを払拭し、負担にならずにカジュアルな贈り物として「お中元」を活用するのも新たな話題を創出できるかもしれません。

〈事例〉

博多阪急 「SNS映え」を意識したお中元

博多阪急百貨店のお中元ギフトセンターでは、「若者にも手にとってほしい」という想いのもと、見た目がユニークでSNS映えする商品を販売。

【熱中症】

梅雨が明け、気温が高くなる7月。総務省の調査では、過去3年連続、熱中症患者による救急搬送人員は7月が最も多かったと報告しています。また熱中症の話題が多くなるシーズン、暑さ対策などを絡めたコンテンツに注目が集まります。

〈事例〉

京王電鉄×大塚製薬 熱中症対策キャンペーン

https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2023/nr20230609_nechushotaisaku.pdf

「ポカリトレイン」の運行や、車両内・一部駅の装飾などのシーンで熱中症対策の呼びかけなどの啓蒙活動の実施。

新紙幣発行やオリンピックなど世の中が動く2024年7月

毎年恒例のものだけでなく、今年ならではのトピックスをインプットし、自社に絡めた発信を行うことでメディアの露出の可能性が高まります。2024年7月に話題になりそうなトピックスをまとめました。

【7月3日/新紙幣発行】

2004年以来、20年ぶりとなる新紙幣発行。新紙幣発行に伴う、飲食店などでの対応作業などメディア露出が増えています。お金にまつわるトピックスや、調査リリースなどの発信を行うのも良いでしょう。

【7月7日/東京都知事選】

4年に一度開催される東京都知事選。日本の首都のトップを決める選挙ということで、世間・メディアともに注目の集まる一大イベントです。

自社の商品を絡めた人気投票を総選挙として見せるなど、選挙をイメージした施策は注目を集める可能性があります。

〈事例〉アース製薬 商品総選挙

https://mag.sendenkaigi.com/hansoku/202404/behind-scenes-promotion/028993.php

統一地方選挙の時期にアース製薬が行ったキャンペーン。「ポスター掲示」や「期日前選挙」など選挙を忠実に再現しており、SNSでも話題となった。

【7月26日/パリオリンピック開幕】

7月26日から8月11日まで行われるパリ2024オリンピック競技大会。4年に1度の祭典であり、世界的な関心が高まる期間です。

スポーツ関連のイベントやキャンペーン、スポーツ選手の起用などが効果的。ただ、前後期間含めた大会期間中に、出場選手は公式スポンサー以外の広告に出演することができない「Rule 40」を理解しておく必要があります。

また、世界的なイベントの際に、公式スポンサーのように振る舞うマーケティング手法「アンブッシュマーケティング」にも注意。公式スポンサーでない企業が、あたかも公式スポンサーであるかのような告知・広告展開することは違法にあたるので、注意点を理解したうえで発信の仕方を検討しましょう。

時事性のあるトピックスに合わせて効果的な発信を!

季節や時事性のあるトピックスに合わせることで、より露出が期待できる効果的な情報発信に繋がります。

今年も月ごとに注目の集まりそうなトピックスを発信していくのでお楽しみに!

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