【広報セミナーレポート】メディア出身者が教える!メディアの仕組みとメディアリレーションの裏技とは?
業界を問わず、様々な企業の広報活動をお手伝いするKMCのメンバーが広報セミナーを開催!
元テレビディレクターや元新聞記者など実際にメディアの現場にいたKMCメンバーが、メディアが必要とする情報はどんなものなのか、そして情報提供の仕方や、メディアリレーションの極意など、数あるノウハウの一部を紹介しました。今回は企業の広報担当者を対象に実施したKMCの広報セミナーの様子をレポートします。
企業広報向けセミナーを開催!広報の重要性とは?
今回のセミナーは「メディアアプローチの術を知り、自社広報に活用してもらう」ことを目的に、広報の必要性や効果を盛り込みながら、メディアリレーションのポイント解説や参加者のお悩み相談会を開催しました。
まず広報活動はメディアに掲載してもらうことが目的ではなく、社会に製品・サービスを理解してもらうことや信頼関係を築くことを目的としたコミュニケーション活動であるということ。そしてそのための手段としてメディアを活用し、情報を求めている消費者やステークホルダーへ情報を届けてもらう必要があるという広報PRの大前提をお話ししました。
そのうえで、自社の情報をメディアに取り上げてもらうために働きかけることが、広報の代表的な業務である「パブリシティ活動」です。これにより、広告費をかけずとも認知につなげることができたり、販促効果を得られたりという成果が生まれます。
テレビ・新聞・WEBそれぞれのメディアリレーションのコツをKMCメンバーが解説!
広報の必要性や効果について説明した後、広報活動の中でも重要なメディアリレーションについて、テレビ・新聞・WEBそれぞれのメディアの特性と、メディアアプローチの精度を高めるためのポイントを、KMCメンバーが解説しました。
<テレビ>
あらゆる世代やエリアで大きな影響力をもつテレビ。広報PRでは情報や報道と呼ばれる部門へアプローチすることが多く、朝・夕・夜に放送される番組が主なターゲットです。番組のコーナーや取り上げる情報の傾向を理解し、番組担当者の中でも決裁権を持つプロデューサーやデスク、ディレクターなどに情報を渡すことはもちろん、視聴者にとって何が有益なのかを視聴者の視点を持ってまとめることで効果的なアプローチに繋がることを改めてお伝えしました。
<新聞>
速報性があり堅いイメージの新聞では、記者ごとに関心を持つポイントが違うため、自社の情報にマッチする記者を特定することが攻略の近道であると話しました。過去に取材してくれた記者の担当をリスト化したり可能性のあるコーナーを探したりと媒体研究が必要不可欠です。
<WEB>
様々なカテゴリーが細分化し、多数のメディアがあるWEBには、一次メディア・二次メディアと情報が掲載される流れがあります。一次メディアが取材した記事を二次メディアでは転載しており、これによって情報がより広がるため、転載先や転載数を把握することが重要です。媒体の記事を読み、編集部が取材しているのかライターが書いているのかを見極めたアプローチだけでなく、媒体とのコミュニケーションを通じてPVが上がるポイントを意識した情報提供をすることも大切です。
テレビ、新聞、WEBどれを取っても、効果的なアプローチのためにはアプローチする媒体のカテゴリーや記者の特性を知ること、また情報の流れや媒体の体制などを知ることが重要です。さらにメディアに渡す資料に入れるべきことにも触れ、関係構築のためにKMCメンバーが実践していることもアドバイスしました。
セミナーの参加者だけでなく、セミナーの様子を取材していた私にも参考になる情報ばかり。改めて学ぶ機会になってしまいました…!
メディア経験者になんでも聞ける!広報のお悩み相談会も実施
今回のセミナーの最後には、登壇者に直接質問ができるお悩み相談会も実施。
参加された広報担当者からは「BtoB広報の効果的な方法が知りたい」「無形商材のPRの難しさ」など、普段感じている広報活動の悩みが寄せられました。
それぞれ登壇者が回答すると、参加者の皆さんは「大変参考になった」と感心された様子でした。
セミナー終了後のアンケートでは、メディア出身者が話す説得力のある内容や、広報が抱えるリアルな悩み相談ができて大満足!との声をいただきました。
今後も定期的に実施していく予定なので、この記事を見て気になった方は次の機会にぜひご参加ください!