【PRカレンダー】2025年5月におさえたいPRトピックス

最終更新日: 2025年04月18日(金) PRのヒント

季節の話題や、いま注目を集めているニュースのトピックスをまとめたKMCの「PRカレンダー」5月編!

年度初めのバタバタも落ち着き、気づけばゴールデンウィーク目前。新生活を始めた人にとっては、少しずつ生活のペースがつかめてくる頃ではないでしょうか。
一方で、気温や環境の変化に疲れを感じやすい時期でもあります。爽やかな陽気に誘われて、外で過ごす時間が心地よくなる5月は、レジャーや旅行、自然にまつわる情報が動き出す季節。
さらに、PRトピックスとしては「母の日」や「憲法記念日」、「こどもの日」といった注目の祝日や話題が盛りだくさんなのが5月の特徴です。
今回は広報・PR担当者なら抑えておきたい5月のトピックスをまとめました。

初夏の行楽・記念日を活用!5月のPRトピックス

【4月29日~5月6日/ゴールデンウイーク】
今年のGWは飛び石連休ですが、平日3日休めば最大8連休。ただし、物価高の影響で旅行を見送り、近場で過ごす人が多くなると予想されています。

そのため、旅行やレジャー情報だけでなく、在宅志向向けのライフスタイル提案や家族時間に寄り添う商品訴求、働き方や生活スタイルに寄り添った情報発信が求められます。このような切り口は、さまざまな業種で応用可能です。

物価高響く2025年ゴールデンウィークは「節約しながら楽しむ」がキーワード!


〈参考事例〉
韓国のキムチブランドによる『Kimchi Blast Tokyo 2025』

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000122879.html?utm_source=chatgpt.com

東京・原宿で韓国の食文化を体験できるイベント。物価高で遠出を控える消費者に、近場で韓国気分を楽しむ絶好の機会を提供。

【五月病】
4月からの新生活が始まって約1か月、環境の変化や緊張感が続いた反動として、ゴールデンウィーク明けに心や体の不調を感じる「五月病」が話題になる時期。世の中の課題を浮き彫りにする調査リリースや五月病対策として新たな取り組みの紹介など、社会的意義が伝わりやすいテーマでの発信が効果的です。

“休み明けの不調”という誰しもが共感しやすいタイミングでもあるため、働き方、リフレッシュ、セルフケア、ウェルビーイングなど、さまざまな切り口で発信が可能です。

〈参考事例〉
星野リゾートトマム 五月病解消リフレッシュステイ

https://www.snowtomamu.jp/summer/topics/2501

北海道の自然の中で心身を整える宿泊プランを展開。自然体験や温泉でのリラックスを通じ、メンタルヘルスへの関心を喚起しています。

【5月11日/母の日】
5月の第2日曜日は「母の日」。花を贈るだけでなく、近年では“感謝”をテーマにしたプロモーションや、親子の時間を大切にする体験型の施策も増えています。

生活者の共感を得やすいテーマであるため、ブランドの温度感や企業姿勢が伝わる発信がしやすく、親子関係や母子の潜在意識を浮き彫りにする調査リリースや限定キャンペーン、親子参加型イベントなど、幅広い切り口での発信が可能です。

〈参考事例〉
ワコールの母の日キャンペーン「パンツフラワー」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000330.000009664.html

カーネーションで染めたショーツを花束のようにラッピングし、「UNDERWEAR is LOVELETTER.」というメッセージとともに展開。​カラーごとに異なる意味を込めた、感謝の気持ちを伝える新しいギフト提案。

【5月30日/ごみゼロの日】
5月30日は「ごみゼロの日」。”530(ゴミゼロ)”の語呂合わせから生まれたこの日は、環境意識を高めるきっかけとなるさまざまな取り組みが全国で行われています。最近では、マイバッグやマイボトルの利用、フードロス削減など、日常生活に取り入れやすいエコアクションも注目されていますよね。

「ごみゼロの日」は、サステナビリティやエコに関する取り組み、環境配慮型の商品・サービス、地域や従業員と一緒に取り組むクリーン活動など、CSR活動や企業姿勢を伝える発信も効果的なPRトピックスのひとつです。

〈参考事例〉
海ごみゼロウィーク

https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2025/20250415-111171.html?utm_source=chatgpt.com

日本財団と環境省が、5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)を含む6月8日(世界海洋デー)まで実施する全国一斉清掃キャンペーン。海洋ごみの問題の周知啓発と海への流出を少しでも防ぐことを目的に毎年この時期に開催されています。

チェックしておきたい!2025年5月のPRトピックス

毎年恒例のものだけでなく、今年ならではのトピックスをインプットし、自社に絡めた発信を行うことでメディアの露出の可能性が高まります。2025年5月に話題になりそうなトピックスをピックアップしました。

【大阪・関西万博 開催中】
2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博(EXPO 2025)は、いままさに会期真っ只中。世界中の最先端テクノロジーやサステナブルな取り組みが一堂に会し、国内外から大きな注目を集めています。GW期間中には来場者数の増加が見込まれ、会場の話題や周辺地域の賑わいもメディアで多く取り上げられるタイミングです。

企業にとっては、SDGs、未来社会、ウェルビーイングなど万博が掲げるテーマと自社活動を関連づける絶好の広報チャンス。実際に出展・協賛していなくても、「未来社会の実装」というコンセプトに即した技術やサービス、地域との連携活動などを絡めた発信が注目されやすくなっています。

また、現地来場者向けの情報だけでなく、オンライン観覧やデジタル連携施策も充実しており、物理的な制約なく全国的な情報発信が可能に。全国の広報担当者が参考にできる話題性の高い時事トピックの一つです。

時事性のあるトピックスに合わせて効果的な発信を!

季節感やタイムリーな話題に合わせた情報発信は、露出のチャンスを高める効果的なアプローチです。今後も、月ごとに注目を集めそうなテーマを順次ご紹介していきますので、ぜひご期待ください!

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