【メディア攻略】この媒体はこう攻めろ!~女性向けWEBメディア編~

最終更新日: 2025年04月22日(火) PRのヒント

女性向けWEBメディアは、美容やファッションをメインに扱うことが多い傾向にありますが、ライフスタイルやキャリア、健康、恋愛など実は扱うジャンルは多岐に渡ります。そのため、「自社の情報は親和性が低い…」と思っていても、情報提供の切り口次第では露出獲得のチャンスがあります。

今回は、女性向けWEBメディアへの掲載を獲得するための攻略法をご紹介します。

女性向けWEBメディアとは?

女性向けWEBメディアは、美容・ファッションを中心に、ライフスタイル、健康、恋愛、キャリア、子育てなど、女性の興味・関心に特化した情報を発信しています。多くのジャンルを扱いながらも、20代・30代・40代・50代といった年代別や、独身・既婚・子育て中などのライフステージ別にターゲットが差別化されているのが特徴です。

主なジャンル一覧

  • 美容・コスメ(スキンケア、メイク、ヘアケアなど)
  • ファッション(コーディネート、トレンド情報、ブランド紹介など)
  • ライフスタイル(グルメ・インテリア、旅行、趣味、マインドフルネスなど)
  • 健康・ウェルネス(ダイエット、フィットネス、メンタルヘルスなど)
  • 恋愛・結婚(恋愛テクニック、婚活、パートナーシップなど)
  • キャリア・仕事(女性の働き方、転職、副業、起業など)
  • ママ・子育て(育児ノウハウ、教育、子ども向けアイテム紹介など)
  • グルメ・レシピ(ヘルシーレシピ、簡単レシピ、外食トレンドなど)

知っておくと役に立つ!雑誌と連動するWEB媒体の特徴

ひとえに女性向けWEB媒体と言っても、Oggi(小学館)や、CREA(文藝春秋)のような「雑誌と連動して展開してる媒体」と、マイナビウーマン・michill(ミチル)のような「WEBのみで展開している媒体」の2通りがあります。

この2つの違いは抑えておきたいポイントです。

雑誌と連動している媒体

まず、「雑誌と連動して展開している媒体」は、写真の綺麗さが求められます。

そのため、自社商品の情報を媒体にお渡しするときは、画像サイズが小さすぎたりぼやけたりすることがないよう「紙面に載せられるような綺麗な画像」を提供できるかどうかが鍵となります。

また、企画や特集との親和性も重要です。雑誌は早い段階で年間で企画が固まっていることが多く、WEBにもその影響が出ています。そのため、通年で掲載されている企画や特集・連載などをリサーチし、PRしたい製品がどの企画や特集に当てはまるのかをイメージすると、メディアアプローチにも有効です。

WEBのみの媒体

一方、「WEBのみで展開している媒体」の場合は速報性を重視したニュース記事や、商品やサービスを体験するレビュー記事が多いのが特徴。また、キュレーションサイトなど外部メディアへの配信も盛んに行われているため、タイトルの面白さやキャッチ―さが重視されます。女性系WEBの場合、特に「コストパフォーマンスの良さ」やタイトルや写真でインパクトが与えられるような面白さを求めるメディアもあります。

また、「WEBのみで展開している媒体」は編集部やライターが独自で取材し、実体験を元に執筆する「実食ルポ」や「体験ルポ」などのオリジナル記事の豊富さも特徴です。1つの商品を紹介する記事でも、それぞれ媒体ならではの独自性を出せるよう工夫をしています。

そのため、商品やサービスの体験取材ができるかがポイントになっているため、編集部やライターに商品に触れていただいたり、体験いただけるような準備が必要です。

女性向けWEBメディア攻略 3つのポイント

アプローチする際に抑えたい3つのポイントをご紹介します。

(1) ターゲット層を明確に理解する

前述の通り、女性向けWEBメディアは、多くのジャンルを扱いつつも特定の年代やライフスタイルに読者ターゲットを絞って発信をしています。

例えば、20~30代の社会人女性を読者ターゲットとしている「マイナビウーマン」では、子どもや子育て関連の情報は取り扱っていません。

狙いたい媒体がどのような読者ターゲットを狙っているのか、過去の記事や媒体資料から理解することが重要です。

(2) 多角的な視点から切り口を考案する

PRしたい商材が媒体の読者ターゲットと完全に一致していなくても、媒体に合った切り口を考案することで露出獲得のチャンスが生まれます。

例えば食品の新商品をPRをする際、「ダイエット・美容におすすめの食べ方」「アレンジレシピ」「お仕事の合間に」など、シチュエーションに広がりがあるとアプローチできるメディアも広がります。

いろんな側面から自社商品を見ることでアプローチの幅を広げていきましょう。

(3) 対面でのコミュニケーションでメディアと良好な関係を築く

メディアアプローチ全体に共通するポイントですが、メディアと良好な関係を継続することが重要です。

そのために有効なのが「メディアキャラバン」。「メディアキャラバン」とは、編集部やライターなどのメディア関係者を訪問し、直接商品の紹介や情報交換を行うことをいいます。実際に商品に触れながら自ら説明することができる機会であるだけでなく、メディア側が今求めている情報を直接聞くことができ、媒体の理解や関係を構築することにも繋がります。

こうした工夫により、メディアに商品やサービスを認知してもらうことができ、継続的な露出につなげることができます。

まとめ

女性向けWEBメディアを攻略するには、読者ターゲットを明確にし、媒体ごとの特性を理解した上でのアプローチが必須です。

狙いたい媒体がどのようなジャンルの情報を扱っているのか、過去にどのような記事を掲載しているのかをリサーチすることが大事。媒体に寄り添った文脈作りをし、自社商材の記事掲載を目指していきましょう!

関連記事