本気で学べる広報! そもそもプレスリリースって何? そんなに大事?
広報のお仕事としての一丁目一番地であり、最も大切な事が「プレスリリース」であることは言うまでもありません。
とはいえ特に新人の広報1年生だとこの重要性をいまいち理解していない方も多いハズ。
そこで今回はプレスリリースの役割を改めて整理してみましょう。
そもそもプレスリリースとは
そもそもプレスリリースとは、「プレス(新聞等・メディア)」と「リリース(発表)」の2つを組み合わせた造語です。
本来はマスコミ等、報道機関に対して企業が公式に新しい情報を発表することを意味します。
つまり大前提としてプレスリリースには何かしらの新規情報が含まれている必要があります。
メディアにとってその企業の新しい情報こそニュースとして認知されるからです。
なので既存の情報をプレスリリースとして配信すると場合によってはメディアからのクレームに繋がるので注意が必要ですし、そもそもプレスリリースの配信プラットフォームによっては既存の情報はプレスリリースとして配信できません。
既存の情報を発信する場合、『ニュースレター』というスタイルでの発信になるのが一般的なのでこれは広報として憶えておいてください。
プレスリリースを配信する意味
さて、そもそも広報としてプレスリリースを配信する意味とは何かというと、やはりそれは自社の情報をメディアという第三者の報道を通じて紹介してもらうことにあります。
つまり自社の情報がニュースとして拡散、全てのステークホルダーはもちろんそれ以外の潜在顧客に対しても認知してもらう起点。それがプレスリリースになります。
もちろん拡散力の高いマスメディアで報道されることに大きな意味がありますが、主目的はこのメディアという第三者の視点を借りることにあります。
プレスリリース単体の発信でいうと、まだこの時点では広告と変わりません。
自分自身で情報を発信する行為だからです。
しかしこれがメディアの目に留まり、そこに取材が加わり情報編集され、メディアの視点をもってニュースとして報道される。
これこそがプレスリリースを配信する本当の意味です。
では具体的にプレスリリースによるメリットを具体的に紹介していきます。
プレスリリースのメリット
1. ブランディング効果
プレスリリースを配信する最大のメリットは、その情報がメディアに掲載される可能性があること。しかも当然ながら広告としてではなくニュースとして。第三者の客観的な視点で情報発信されるメディア掲載は広告を出稿よりも信頼性が高く当然ブランディング効果にも寄与します。
2.ステークホルダーに情報発信可能
プレスリリースを配信することにより、メディを通じ自社のステークホルダーにも広く情報が拡散されます。
仮にメディア報道がされなかったとしても自社サイトや自社メディアにその内容を全文掲載することで一般の消費者はもちろん社員やその家族にも自社の動きを伝えることが可能です。
さらには投資家や既存株主にも自社の動向を把握してもらい、投資を促すきっかけになることもあります。
3.売上に寄与する可能性がある
本来、プレスリリースの配信はこれが目的であるはずです。自社の売上に寄与する。
商品やサービスの優位性はもちろんプレスリリースを継続的に配信することで企業の姿勢や理念が伝わり、結果的に会社の知名度が向上。そういう意味において商品やサービスの売上向上に繋がるケースも考えられます。